こんにちは!Ruiです。
「 YouTubeを始めたけど、全く動画が再生されない・・・」
「動画の編集だってこんなに大変なのに悲しい・・・」
せっかくやるのであれば、少しでも再生数を上げたいですよね。
今回は YouTubeで再生数を増やすにはどうすればいいのか、その方法について書いていきます。
どんな点に着目して動画をつくればいいのか、一緒にみていきましょう!
・需要のある動画が何なのかが分かります。
・何をすれば再生数の高い動画がつくれるのかが分かります。
需要がある動画とは?
結論から言うと、「人間の本能に突き刺さっている動画コンテンツ」か「暇つぶしコンテンツ」です。
それぞれ一つずつ見ていきます。
人間の本能に突き刺さっているコンテンツ
人間の欲望には、以下のようなもがあります。
Goal:努力せず、お金と時間をかけずに何かを得たい
Desire:モテたい、性欲を満たしたい、社会的地位(富、名誉)が欲しい、人から認められたい、承認欲求を満たしたい、快適でありたい
Teaser:意外性、希少性、反社会性に弱い
これらは人間に生まれた以上、本能的に必ず持ち合わせています。
欲望の強さは、G<D<Tの順で強くなり、これらのGDTを刺激するようなコンテンツは非常に伸びやすいです。
GDTについてはYouTubeコンテンツをつくる上で知っておくべきことなので、よく分からない方はこちらの記事を読んでから戻ってきていただけると有難いです。
例えば、こちらをご覧ください。
タイトル:【二重顎】ありえないぐらい消える!今までの動画で1番効果あります!
美容整体アピアランスTVさんのサムネイルとタイトルを引用させていただきました。
こちらはチャンネル登録者数約130万人という人気チャンネルですが、この動画は800万再生を超えております。
このサムネイルはGDTのうち、Goalを刺激したものになっています。
1分という数字もあることから、努力もしたくないし時間もお金もかけたくないという人間の欲望を満たしていると言えるでしょう。
さらに、こういった美容やダイエットの動画はたくさんの需要があります。
なぜかと言うと、人間にはモテたい、周りから綺麗と言われたい、という欲望(Desire)があり、それはGoalよりも強い欲になるからです。
上記のようなサムネイルとタイトルをつくると、美容やダイエットの動画はGoalとDesireの欲望を両方とも刺激することができるため、当たれば大きな再生数になることが多いです。
次はこちらをご覧下さい。
北原孝彦さんという経営者チャンネルのサムネイルとタイトルを引用しました。
北原さんのように経営者として実績があり、成功している方のビジネス系チャンネルは、やはり一定の需要があります。
これは富や名誉、社会的地位が欲しいという(Desire)欲望が人間にはあるからです。
実際に何だかよく分からない人が発信している「小学生でも〜するだけで月100万稼げます」みたいな動画ですら、結構再生数が高かったりします。
これもお金を稼ぎたいという欲(Desire)と努力しないでもできる(Goal)という2つの欲を刺激しているから思わずクリックしてしまうのです。
なぜお金を稼ぎたいのかと考えると、将来どうなるかも分からないし今の収入では不安だ、ずっとお金の心配をして過ごすのは嫌だ、といった感情があったりします。
これもDesireの「快適でありたい」という欲も刺激していると言えます。
最後にTeaserについて見ていきましょう。
人間は、意外性のあるもの、希少性のあるものが気になり、反社会性のあるものに興味を持ってしまいます。
これは何となく分かると思います。
「ギャップのある人が好き!」なんて言葉を耳にしたことがありますが、それはみんなそうなんです。
「世界に3本しかない時計だけど、見る?」と言われたら、多くの人が見たい!と言います。
人間はダメと言われると気になってしまう生き物で、例えば、未成年の子がお酒やタバコに手を出してしまうのも、二十歳になるまでダメと言われているからです。
ちょっと説明が難しいのですが、YouTubeでいうと非日常的な動画や人間のディープな部分が出る動画は、思わず見てしまいます。
例えば、以下を見て下さい。
KENZO 【新宿109】というチャンネルで、KENZOさんと仲間たちで悪質なマルチ商法組織や詐欺集団のセミナーなどに突撃して糾弾するチャンネルです。
こちらのチャンネルは約56万人もの登録者数がいますが、上記の動画はたった3ヶ月で375万再生をしています。
詐欺集団のセミナーに潜入し、終盤に差し掛かったところで声を上げ立ち上がり、「これ、〜法に違反してますよね?」と相手が反論できないほど糾弾し、しどろもどろになっていく姿を晒すのは、まさに反社会性を刺激しているといえます。
TeaserはGDTの中でも一番強い欲望のため、自分に得があるかなどは関係なく本能的に見てしまうのです。
簡単な例を挙げて書いてきましたが、ぜひ一度YouTubeのサムネイルやタイトルを見てみて下さい。
再生数が高い動画は、人間のGDTという欲望を刺激している場合が多いです。
暇つぶしコンテンツ
視聴者が好きなものに触れて時間を潰すためのコンテンツです。
自分が好きなものではないので注意して下さい!
漫画・アニメ
スポーツ
ゲーム
ペット
お笑い
音楽
雑学
アイドル
上記のようにジャンルは様々です。
ただ、この暇つぶしコンテンツはどれくらい好きな人がいるかが重要で、市場が大きいか小さいかでかなり影響されます。
例えば、漫画のワンピース考察などのチャンネルが伸びるのは、ワンピースが好きな人が多いからです。
ゲーム実況のチャンネルなども、ある程度の人気があってそのゲームをプレイしている人が多くなければ、多くの再生回数は望めないですよね。
こういった暇つぶしコンテンツの場合は、自分が扱うテーマがどれくらいの市場規模があるかはリサーチをしましょう。
「市場規模がどれくらいあるかなんてどうやって分かるんだよ」と思いますよね。
一つの目安になる方法をご紹介します。
vidIQというGoogle Chromeブラウザの拡張機能を使う方法です。
登録してGoogleアカウントと連携するとYouTubeの画面上で機能を使えるようになります。
vidIQを使うと、あるワードで検索をしたときに、そのワードがどれくらいの再生市場があるのかが分かります。
例えば、検索欄に「メイク」と入力してみます。
そうすると、画面右に以下のような欄が表示されます。
市場規模がどれくらいあるかをみるには、赤枠のAvg Viewsを参考にすると良いです。
この数値が30万くらいないと、チャンネル登録者数10万人にするのも相当難しいと思います。
また、最低でも20〜30万くらいないと、再生数を伸ばすのも難しいでしょう。
もし、Avg Viewsが数万程度しかないようでしたら、そのジャンルは市場がないということなので、やめておくことをお勧めします。
需要のある動画をつくる秘訣3選
お待たせしました。
ここからは具体的に何をしていくかを説明していきます。
①上手くいっている企画を真似する
どんなジャンル・テーマを選ぼうとも、独自で動画をつくり出す前にやってほしいことがあります。
それは、競合で上手くいっているコンテンツは何かをリサーチすることです。
最初に見るべきは、サムネイルとタイトルです。
サムネイルとタイトルが面白そうだから視聴者はクリックします。
もしサムネイルとタイトルが下手だった場合は、その動画はまず伸びません。
どんなに中身が良い内容でも、クリックされないことには意味がないですよね・・・。
まずは、競合のサムネイルとタイトルのパターンを真似するところから始めましょう。
最初からオリジナリティは出さない方がいいです。
早く結果を出す人は、動画の内容よりサムネイルとタイトルを先につくると言われています。
サムネイルとタイトルに合う内容を後から考えて付け足すということです。
上手くいく人は、まずは面白そうと思ってもらえる素材を揃えて、後から内容の質を担保していきます。
例えば、以下は中学生がやっている「ちょんまげ小僧」という人気チャンネルです。
「〜するまで終われません」というのは人気企画ですが、HIKAKINさんなどのチャンネルでもよく見られます。
※ちょんまげ小僧がHIKAKINさんのを真似ていると言いたいわけではありません。
あくまで例として挙げました。
このように人気企画をリサーチし、取り入れるということは非常に大切になってきます。
具体的にやってみると良いことは、競合のチャンネルを見にいき、再生数が著しく高い動画のサムネイルとタイトルをスプレッドシートやエクセルなどにまとめ、一覧にしてみましょう。
再生数が高いということは、多くの視聴者がそのサムネイルとタイトルを見てクリックしたということです。
つまりは、需要に刺さっていたということです。
できれば直近1年前後の動画で、チャンネル登録者数より多くの再生数があるものが望ましいです。
何時間もかかる地道な作業ですが、全ての競合チャンネルを見にいき、この作業をやります。
なぜその動画は再生されているのか?
視聴者は何を期待して、何を求めているのか?
これを意識しましょう。
そうするとそのジャンルで視聴者が何を求めているの理解が深まり、喜ばれるコンテンツをつくれるようになります。
②演者特性で差別化ポイントを見つける
ここまでの内容を読んでいくと、「上手くいっている競合をパクれば良いんだ、簡単じゃん」と思うかもしれません。
しかし、ここで難しいポイントが出てきます。
それは、演者特性です。
もし、競合が属人性のあるチャンネルだとしたら、企画にファンがついている場合と演者にファンがついている場合があります。
この演者特性を無視すると伸びません。
性別
顔
声
全身のスタイル
年齢
ファッション
トーク力
権威性
エンタメ性
編集テイスト
主に上記のようなものが演者特性として挙げられますが、視聴者はこれらを全て総合的に評価し、面白そうかそうでないかを判断しています。
このことから、ただ企画だけを真似しても伸びないケースがあります。
企画を真似した後に演者特性を考えられているかが重要です。
「その人は一人しかいないんだから、真似仕様がないだろ!」と言われそうですね。
その通りです。
人間は一人ひとり違うので、全て真似はできません。
大事なことは、競合と比較して先程挙げた演者特性のどこかしらで優っている部分はあるのかを考えることです。
例えば、競合がみな男性のチャンネルばかりだったら、そこに女性が参加するだけで勝ててしまう場合もあります。
競合のチャンネルに比べて、すごく声が良くて話が上手ければ、十分勝てる要素になります。
反対に、挙げた演者特性の中でどこも勝てないのであれば、参入するのは難しいでしょう。
全てが競合に劣っていれば、残念ながら視聴者は競合のチャンネルを見にいってしまいます・・・
③オリジナリティと世界観をつくる
競合の当たっているチャンネルをリサーチすることが大切なのは分かったけど、それじゃ結局ただのパクリチャンネルでは?
と思うかもしれません。
そこで差別化するためには、繰り返しになりますが、演者特性で挙げた中から競合と比較してここなら負けないというポイントをつくって表現していくことです。
伸びているチャンネルというのは世界観をつくるのがとても上手いです。
世界観とは、
みて3秒で何者かを理解できるか
みて3秒でコンセプトが伝わるか
こういう努力をしているかどうかです。
以下はMBさんのMBチャンネルから引用しました。
知らない方でもファッション系のチャンネルだなとは分かると思います。
メンズに向けたファッションの着こなし方やトレンドなどの情報を発信しているチャンネルです。
ファッションというとレディース中心の情報ばかりでしたが、メンズに向けて服の着こなし方などを理論的に説明した最初の人だと思います。
MBさんはコンテンツの中でメンズの着こなしは「モノトーン+1色」がお勧め、おしゃれかどうかの差は「小物(アクセサリー)づかい」といった内容の発信をされております。
ご自身が出られるときはモノトーンのシンプルな服装+小物を上手く使ったコーディネートが多いです。
あくまで私の推測ですが、MBさんはファッション業界で長く活躍されている方なので、モノトーン以外も容易にお洒落に着こなすことはできます。
しかし、世界観を統一するために敢えてシンプルなスタイルで登場されているのだと思います。
つまり、ファッションや小物は何を使うか、どういう場所で撮影するか、編集テイストはどうするかなどは、世界観づくりに大きく影響します。
分かりやすいところで言えば、白衣を着てクリニックの中で話性れば、お医者さんだとすぐ理解できますし、スーツをカチッと着て画面に六法全書が映っていれば弁護士さんだと分かります。
これらは一部の人しかできないことですが、特別な職業でなくてもファッションや撮影場所、編集テイストで、新しく見た人がそのチャンネルが何のチャンネルなのかを、なるべく早く理解できるよう工夫しましょう。
新しいものを理解するのは面倒で、意外とエネルギーを使うものです。
「この人のチャンネルではきっと自分たちにこんなことを伝えようとしているんだな」という一貫性、世界観を伝えていく努力が必要になります。
まとめ
YouTubeのコンテンツをつくる際に必要なことを書いていきましたが、最後にまとめていきたいと思います。
まず、大事なことは、
自分が狙っているジャンルにそもそも需要があるのか
視聴者が好むコンテンツは何なのか
というリサーチです。
そして、需要があるテーマの中で何の企画が伸びているのかを把握するために、競合のチャンネルを見てさらにリサーチします。
これらを外さずにしっかり企画とコンセプトがつくれたら、どこで差別化するかポイントを意識して、最終的に動画にする際に世界観づくりまで頭に入れてつくりましょう。
それができれば、確実に結果が出るはずです。
あなたのYouTubeのコンテンツづくりに少しでも役に立てると幸いです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。