こんにちは!Ruiです。
「SEO対策が大事!」なんて言葉をよく耳にしませんか?
SEOという言葉は聞いたことがあるけど、実際は何のことだがよく分からない・・・・
Webマーケティングを勉強する前の私もそうでした。
今回はそういった方のために、SEOとは何なのか基礎的な部分を解説していきます。
・SEOとは何なのかが理解できます
・Googleがどんなコンテンツを評価するのかが分かります
今回の記事は初心者の方がSEOとは何かを理解するための記事です。具体的なやり方やテクニックについては解説しておりません!
そもそもSEOってなに?
SEOとは、「Search Engine Optimization」といい、それぞれの頭文字をとってSEOと呼ばれています。
SEOは日本語だと「検索エンジン最適化」と訳すことができます。
「検索エンジン最適化」とは、主にGoogleであるキーワードを検索した際に、自分たちのサイトやブログなどを上位に表示させることです。
検索結果の上位に表示されると、サイトへの流入者が増え、アクセス数が格段に上がります。
上位表示されれば、ありえないほどの集客力を発揮するので、Google上ではあらゆる業種のサービスの上位表示争いが繰り広げられています。
「検索順位別クリック率」
1位:28.5% 2位:15.7% 3位:11.0% 4位:8.0% 5位:7.2%
6位:5.1% 7位:4.0% 8位:3.2% 9位:2.8% 10位:2.5%
SISTRIX調べ(2020年)
上記の検索順位別のクリック率を見ると、上位と下位ではこれだけのクリック率の差が出ます。
11位以下になると、クリック率が1%台まで下がり、21位以下(3ページ目以降)になるとほとんどアクセスはありません。
もし自分のサイトがあり、SEO対策を全く行わなければ、ほぼアクセスが流れてこない状態になるでしょう。
ちなみに、検索エンジンのシェアはGoogleに次いでYahoo!が2位となっておりますが、Yahoo!の検索エンジンもGoogleのアルゴリズムが使用されています。
通常SEO対策と言えば、Googleの検索エンジン対策を指します。
SEOを行う前に知っておくべきこと
SEO対策の前に、知っておいてほしいことがあります。
それは、Googleは「巨大なQ&Aシステム」であるということです。
「ググる」ときは、ほとんどの場合、なんらかの疑問や問題を解決したいときであり、適切な答えを求めて検索します。
SEO対策をするということは、ググった人に対してその回答を提供する側に回るということです。
Googleにお金を払えば、上位表示(リスティング広告ではなく、自然検索の場合において)してくれますか?
当然してくれません。
Googleの収益の80%以上が広告収入です。
主力サービスである検索エンジンが、訳の分からない変なサイトばかり上位表示されていたら、ユーザーからは『使えない検索エンジンだな」となり、利用されなくなってしまいます。
Googleの創業当社からの理念は、「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスして使えるようにする」です。
Googleは、検索した人の疑問とサイト所有者の提供する回答をマッチングさせる立場にあります。
つまり、SEOとは「巨大なQ&Aシステム」の裏方に周り、検索ユーザーに対して「良質なコンテンツ」を準備する行為にあたります。
そして、SEOを学ぶということは、検索ユーザーの問題や疑問を解決するための「良質なコンテンツ」の作成方法を学ぶことです。
これを理解していないと小手先のテクニックに頼ったSEOを行う様になってしまいます。
先程触れたように、Googleからしたらそんなサイトは表示したくありません。
実際に規約に違反する様なことをすれば、Googleはペナルティを用意して厳しく対処しています。
検索順位はどのようにして決まるのか
Googleのガイドラインによると、サイトは「クローラビリティ」と「ユーザビリティ」を基準に評価し、検索結果の順位を決めています。
Googleが公表している「Google 検索の基本事項」というガイドラインには要約すると、以下のことが記されています。
・Googleが認識しやすいようにサイトを作成すること
・Googleがページ内容を理解しやすいようにソースを記述すること
・サイト利用者の利便性を第一に考えてコンテンツを作成すること
・コピーではなく、独自の情報を提供すること
・Googleや利用者を欺くような小細工で順位を上げようとした場合はペナルティを課す
このGoogleの意向から、行うべきSEO施作を分類すると、
①サイト設計
②コンテンツ作成
③被リンク獲得
になります。
1つずつ見ていきましょう。
サイト設計
当たり前の話ですが、サイト設計がしっかりできているかが問われます。
Googleは「クローラー」と呼ばれるソフトウェアをネット上に巡回させており、クローラーは新たなページを発見するとそれをインデックス(検索結果)に登録します。
そして、登録されたページと他サイトのページを比較することで総合的に順位を決めています。
クローラーが内容を把握しやすい設計がなされているサイトのことを「クローラビリティの高いサイト」といい、その様なサイトに属するページは上位に表示されやすくなります。
また、サイト設計が上手くできているサイトは、ユーザーがスムーズに知りたい情報に辿り着けるサイトです。
このような使い勝手のいいサイトを「ユーザビリティの高いサイト」といい、上位表示されやすくなります。
つまり、Googleは「クローラビリティ」と「ユーザビリティ」という2つの基準で順位を決めており、サイト設計はこれらを高めるために行う施作になります。
コンテンツ作成
ページ内容がいかに充実しているかも、検索順位決定に大きく関わります。
コンテンツはユーザビリティを高めるための施作になります。
他サイトより内容が充実しており、ユーザーにとって分かりやすく、かつ独自性がある場合は上位表示されやすくなります。
そして、こういった内容が充実したページが何百ページもあると、サイト自体の評価が高くなります(ドメインパワーが強いサイトと呼ばれます)。
評価が高いサイトに属すると、そのサイトのドメインパワーを引き継ぎ優先的に上位表示される仕組みになっています。
検索順位は、そのページの充実度とサイトのドメインパワーが合計され、かつ競合サイトとの相対的な比較で決まっているというわけです。
もし、競合にドメインパワーの強いサイトがある場合は、このようなシステムから、なかなか勝つのは難しいでしょう。
被リンク獲得
被リンクとは、外部サイトから自サイトに向けて貼られたリンクのことをいいます。
他サイトで紹介されているということは、良いサイトであるとGoogleは判断するので、被リンクの量も重要になってきます。
外部から高い評価を得ているサイトは、上位表示されやすくなります。
ただ、注意しなくてはいけないのは、被リンクを意図的に増やすといった行為をするとペナルティが課せられます。
Googleの評価が低いサイトや全く関連性のないサイトから貼られたリンクは評価の対象になりません。
2023年以降のSEOについて
Googleはアルゴリズムのアップデートを繰り返していますが、大事なことは変わりません。
クローラビリティの高いサイトをつくり、ユーザー視点に立った使いやすいものにすることです。
Googleのアルゴリズムばかり気にするのではなく、あくまでもユーザーの悩みを解決することを考えましょう。
また、2022年12月にGoogleが検索品質評価ガイドラインを更新し、「E-A-T」と提示されている「Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、 Trustworthiness(信頼性)」にもう一つ「E(Experience(経験)」が追加され、「E-E-A-T」となったことが話題になりました。
Experience(経験)は、「実体験を反映したコンテンツを重視する」という指標です。
素人のレビューや既存の記事を要約した二次コンテンツより、知識や経験が豊富な人や実体験に基づいたレビューのほうが評価されることになります。
Googleの品質評価ガイドラインでのE-E-A-Tに関する説明
3.4 Experience, Expertise, Authoritativeness, and Trust (E-E-A-T)
Experience, Expertise, Authoritativeness and Trust (E-E-A-T) are all important considerations in PQ rating. The most important member at the center of the E-E-A-T family is Trust.
(Gyro-nによる翻訳)経験、専門性、権威性、信頼 (E-E-A-T) はすべて、ページの品質評価において重要な考慮事項です。その中でE-E-A-Tの中心にある重要な項目は信頼です。
信頼できる高品質なコンテンツであることを示すには、そのトピックにおける経験を持ち、専門知識が豊富で、作成者や情報提供者が正しい情報源として認知されていることが重要となります。
ただ、これもGoogleにアピールするためではなく、ユーザーに対するサービスのクオリティ向上を意識して行うようにしましょう。
最後に
本記事では主にSEOとは何か、Googleの評価基準は何なのかについて解説してきました。
具体的なSEO対策を行う前に、今回の内容を知っておかないと、上手くいきません。
なかなか難しい部分もあると思いますが、気になった箇所はあなた自身でもぜひ調べてみて下さい。
今後も具体的なやり方を含め、SEOに関する記事を書いていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました!